Excelで作ったデータをAccessのテーブルにコピーすることもできます。ただし、Excelとは違い、Accessのテーブルでは、フィールドごとにデータ型などの属性がこと細かに設定されていますので、それらが互換性のある状態になっていなければなりません。例えば、
- Excel側の列とAccess側のフィールドが左から順番に対応していなければなりません。
- Excel側のある列の属性とそれに対応したAccess側のフィールドの属性が一致している必要があります。例えば、Excel側で文字が入力されている列のデータをAccessの数値型のフィールドに貼り付けることはできません。
- Accessで主キー(または重複なしのインデックス)となっているフィールドについては、Excel側の対応する列もそれに準じている必要があります。
- Accessでの入力規則や空文字列の許可などのプロパティに関しても、Excel側の対応する列がそれぞれそれに準じている必要があります。
Excelからのコピー操作は次のような手順で行います。
- Excelのワークシート上で、コピーしたい「行」をコピーします。
- Accessのテーブルで、"レコード単位の貼り付け"操作を行います。
- 新規レコードとして貼り付ける場合には、カーソルがどのレコード、どのフィールドにあってもかまいません。そのままメニューより[編集]-[追加貼り付け]を実行します。
- あるいは、データシートの一番下の空の行、つまり新規レコードの全体を選択した状態で、[編集]-[貼り付け]メニューなどの操作を実行します。
- 既存レコードに上書きして貼り付ける場合には、まず、コピーした行数と同じレコード数を複数選択した上で貼り付け操作を実行する必要があります。それらの数が違っていると、コピーされているデータがその通りにうまく貼り付きません。
- 貼り付けの実行確認メッセージが表示されますので、ここで[はい]をクリックします。
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