#21 DateTimePickerコントロール

DateTimePickerコントロールは、日付や時刻を設定するためのインタフェースを提供するコントロールです。日付の年月日や時刻の時分秒といった要素ごとに、マウスによって値を増減させることができます。また日付に関しては、自動的にカレンダをドロップダウン表示して選択させることも簡単にできます。

また、DTPickerコントロールは「コントロールソース」プロパティを持っています。レコードソースのフィールドと連結すれば、まったくプログラムすることなく、カレンダから日付を選択するインタフェースを利用できるようになります。しいていえば、フォントサイズや色程度のデザイン変更でしょう。

本項では、テーブルと連結したDateTimePickerコントロールの利用例として、「受注日」と「出荷日」の入力・選択をそのコントロールで行うフォームを掲載します。


ポイント

UpDownプロパティ
サンプルフォームでは、「出荷日」のDateTimePickerコントロールに、プロパティダイアログでUpDownプロパティにチェックを入れています。これによって入力欄の右端にアップダウン用のボタンが表示され、年・月・日いずれかのカーソルがある位置の値をマウスで増減させることができます。ただしこの場合はカレンダのドロップダウン表示は行なわれません。

Formatプロパティ
サンプルでは使っていませんが、プロパティダイアログでFormatプロパティを"dtpTime"に設定することによって、DTPickerコントロールを「時刻」の表示・入力用に変えることができます。この場合には、UpDownプロパティの設定に関わらず、それにチェックが付いたのと同じ動作となり、ドロップダウンはできなくなります。

※サンプルフォームでは、VBAによる操作はまったく行っていません。


サンプルフォームの実行例

受注日の選択画面


出荷日の操作



サンプルDBのダウンロード

comctl_21.lzh(comctl_21.mdb)

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