Accessを利用していると、何らかの要因でAccessが異常終了したときなどにディスク上に「.laccdb」ファイルが残ってしまうことがあります。 この「.laccdb」はロックファイルと呼ばれるもので、Accessデータベースファイル(.accdb)の共有情報が格納されていますが、ネットワークでの共有時だけでなく、スタンドアロンで使っていても生成されます。
.accdbファイルを開くと、自動的に同じファイル名で拡張子が「.laccdb」のファイルが生成され、.accdbを閉じると自動的に削除されます。したがって本来はディスク上には残らないのですが、異常終了などの場合は「.accdbは強制的に閉じられたものの.laccdbを削除するステップまで進めなかった」という状況になり、結果的にファイルが残ります。
さらに都合の悪いことに、.laccdbファイル自体がAccessによってロックされた状態になり、エクスプローラーなどから削除できない状態になることも少なくありません。Access本体がタスクとして残っているためです。

この残った.laccdbファイルを削除する方法は、
- ひとつは『パソコンを再起動して、再起動後に直接そのファイルを削除する』という方法です。
それによって.laccdbファイルをロックしていたAccessも強制終了されることで、ロックが解放され、削除できるようになります。
- もうひとつの方法は、『タスクマネージャーでAccessを強制終了させて、直接そのファイルを削除する』方法です。
それには、Ctrl+Alt+Deleteキーを押してタスクマネージャーを起動、そこでAccessのタスクを強制終了させます。
その際、正常動作しているときのように「アプリ」の一覧にはAccessは表示されず、「バックグラウンドプロセス」の方に表示されている場合があります。画面をスクロールしてプロセスとして残っているAccessを探してみてください。
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