#676 コントロールの書式設定で千単位表示にする方法 フォーム、レポート

テーブルに大きな値の数値が保存されているとき、それを画面や帳票には「千単位」で表示させたいときがあります。たとえば「123,456,789」という値を「123,457」(この場合は100の桁で四捨五入)のように表示したいときなどです。

このようなとき、事前にクエリを使って1000で割っておく、フォームなどのコントロールソースで1000で割っておくなどの方法もありますが、ここでは「内部的には元の値を保持したまま画面上の見た目を千単位にする方法」を紹介します。
あくまでも表示書式として千単位にするものであって、データとしては元の値(123,456,789といったような値)のままですので、そのコントロールにフォーカスを移動すると「123,456,789」という表示になりますし、その千未満の値も含めてデータ編集を行うこともできます(クエリ上で演算した場合は編集できません)。

それには、そのコントロールの「書式」プロパティを下記のように設定します。結論から言うと、通常の書式の後ろに「,(カンマ)」を付けるだけです。

一般的な設定 千単位の設定
  #,###   #,###,
  #,##0;[赤]-#,##0     #,##0,;[赤]-#,##0,  

ただし意味合いとしては後ろにカンマを付けるというより、「右端のカンマ位置、つまり1000に満たない部分は省略する」という設定になります。
たとえば「1234567」を「#,###」の書式で表示させると「1,234,567」になります。これに対して「#,###,」という設定をしたときは、左のカンマは「1,2・・・」の部分つまり1と2の間のカンマを表わし、右のカンマは「・・・4,567」の4と5の間のカンマを表わします。”右端のカンマ以下は表示しない”ということになり、結果的に「,567」の部分は表示されない(=千単位で表示される)ということになります。

実行例:


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