#609 | グラフの値集合ソースを動的に変える方法 | レポート、VBA | |
グラフオブジェクトのプロパティを変更したい場合、フォームでは、開くときや開いたあとにそれらを設定変更することができますが、レポートでは開くときイベント等ではエラーとなって変更できません。 そこで、レポートを印刷やプレビューで開く前、つまりレポート出力を実行する前に変更します。 それには、まずレポートのデザインビューを開き、デザインの一部としてプロパティを変更します。そしてそのデザインを保存したあと、あらためてそのレポートを印刷やプレビューで開き直します。 次の例では、レポート「rptグラフ」中にある「grphMain」という名前のグラフオブジェクトの「値集合ソース(RowSource)」プロパティを”qselグラフ”というクエリに設定変更しています。 'レポート名を定義 Const cstrRptName As String = "rptグラフ" 'いったんレポートのデザインビューを開く DoCmd.OpenReport cstrRptName, acViewDesign 'グラフオブジェクトの値集合ソースを設定 Reports(cstrRptName)!grphMain.RowSource = "qselグラフ" 'レポートを保存して閉じる DoCmd.Close acReport, cstrRptName, acSaveYes '正式にレポートを開く DoCmd.OpenReport cstrRptName, acViewPreview ※.accdeではデザインビューでレポートを開けないので、この方法は使えません。 ※デザインビューは閉じずにそのまま上書き保存して印刷したりプレビューしたりすることもできます。ただしプレビューの場合、画面に対してちょうどよいサイズに自動縮小されて表示されない(拡大表示される)ので、ここではいったん閉じてから開き直すような手順をとっています。 |
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