フォームのデータシートビューにおいては、各列の標題(列名)は一定のルールに従って自動的に設定されます。ここではその設定パターンのいくつかを紹介します。
例として、次のようなデザインのフォームを使います。
- ラベルコントロールを使う方法
データを表示するためのテキストボックスコントロールなどと親子関係にあるラベルコントロールがある場合(フィールドリストからドラッグ&ドロップした場合やリボンからテキストボックスを挿入した場合にはすでにこの関係になっています)、ラベルコントロールの「標題」プロパティの文字列がそのまま列名となります。
- テキストボックスコントロールのみを使う方法
親子関係にあるラベルコントロールがない場合、テキストボックスコントロールだけで列名を変えることもできます。
それには、テキストボックスコントロールの「名前」プロパティをデータシートビューで表示したい列名の文字列に設定します。
- 「データシートの標題」プロパティを使う方法
Access2007から使える方法として、テキストボックスコントロールの「データシートの標題」プロパティを設定する方法があります。
プロパティシートにおいて、テキストボックスの「データシートの標題」プロパティ欄に、データシートビューに表示したい列名の文字列を書き込みます。
なおこの設定は、上記の2つの設定よりも優先的に使われます。画面の実行時に不必要なラベルコントロールを配置する必要もありませんし、テキストボックスの名前とコントロールソースを同じにしておきたい場合もありますので、そのようなときに使うとよいかもしれません。
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