#192 レポートにCODE39のバーコードを印刷する際の注意事項 レポート

Accessのレポートでは、デザインビューの状態で[挿入]-[ActiveXコントロール]を選択し、"Microsoft バーコードコントロール"を選択することによって、バーコード付きの帳票を印刷することができます。
ActiveXコントロールの挿入ダイアログ

さて、バーコードの印刷においては、バーコードの大きさを設定し、JANやCODE39などの種類を設定し、コントロールソースを設定するだけで、基本的にはコントロールソースに設定されたフィールドの値がバーコード化されるのですが、コードを自由に採番できる、数字・アルファベット・記号など多くの文字種を使えるなどの理由から、自社内だけのコード運用等でしばしば使われる"CODE39"のバーコードを使う際には、1点だけ重要な注意事項があります。それは、フィールド値の前後に"*"(アスタリスク)を付けなければならないという点です。これはCODE39の決まり事なのですが、バーコードコントロールを配置しただけでは、その付加まではAccessはやってくれません。


そこで、CODE39のバーコードを印刷する際には、次のいずれかの設定を行う必要があります。
  • "データの確認"プロパティを変更する方法
    バーコードコントロールの"データの確認"プロパティを「1 - スタート/ストップ文字を付加」に設定します。
    データの確認プロパティを変更

  • コントロールソースに演算式を使う方法
    コントロールソースをフィールドの一覧から単純に選択するのではなく、演算フィールドとして、次のように"*"を文字列連結して設定します。
    コントロールソースを変更
        ="*" & [商品コード] & "*"

これで実際に印刷してみると、下図のようになります。
印刷実行例
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