#172 XMLからレコードセットを生成する方法 VBA

「#171 レコードセットをXMLに出力する方法」では、レコードセットからXMLファイルを生成しましたが、ADOでは、逆に、そのようにして生成されたXMLファイルからレコードセットを生成することも可能です。

次の例では、「#171 レコードセットをXMLに出力する方法」で保存した、c:\My Documentsフォルダにある「都道府県.XML」というXMLファイルを読み込んで、それを元にレコードセットを生成しています。レコードセットの生成には「Open」メソッドを使用し、引数にXMLファイルのフルパスを指定するだけです。開き元がデータベースのテーブルやクエリーでないことを除けば、そのあとの取り扱いは、通常のレコードセットとまったく同じです。例えば次のコードでは、EOFプロパティを使ったり、MoveNextメソッドを使ったりしていますし、各フィールド値の取り出し方も通常のレコードセットとまったく変わりありません。
Dim rst As New ADODB.Recordset
  
With rst
  .Open "c:\My Documents\都道府県.XML"
  Do Until .EOF
    Debug.Print !都道府県名, !人口, !総面積
    .MoveNext
  Loop
  .Close
End With

実行結果:
イミディエイトウィンドウの実行結果
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