#145 フォームで既存の1レコードだけを編集したいとき フォーム

アプリケーションのマスタ編集画面などで、すべてのデータでなく、ある特定の既存レコードだけを編集したい場合があります。そのような場合には、マクロあるいは次のようなVBAのコードによって、そのレコードだけを画面表示させることができます。
DoCmd.OpenForm "顧客マスタ", , , "顧客ID=1"

しかしこれでは、既存のレコード編集だけでなく、新規レコードの追加もできてしまいます。
既存レコードを開いたところ  新しいレコードに移動したところ


これを防ぐには、フォームの"追加の許可プロパティ"を「いいえ」に設定しておきます。その状態で上記のコードを実行すると、次の画面のように、レコード移動ボタンの「新しいレコード」ボタンが使えない状態になっていることが確認できます。

追加の許可プロパティ設定後の画面


※あらかじめそのフォームの"追加の許可プロパティ"を「いいえ」に固定してしまうと困る場合には、フォームのイベントプロシージャでその設定を切り替えることもできます。詳細は「#123 レコードの編集をフォーム側で制御する方法」を参照してください。
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