#28 売上一覧に顧客名も表示する



これまで扱ってきたtbl売上伝票テーブルには、「顧客コード」というデータはありますが、「顧客名」というデータは保存されていません。売上一覧に顧客名も表示させるためには、それぞれのレコードの「顧客コード」に対応した「顧客名」データをどこからか持ってくる必要があります。そこで使うのが、mtbl顧客マスタテーブルです。2つのテーブルをクエリ上で結合することによって、tbl売上伝票テーブルの「顧客コード」に関連付けられたmtbl顧客マスタテーブルの「顧客名」も同時に、あたかも1つのテーブルであるかのように表示させることができます。

デザインビューにおいてテーブルを結合するには、次のような操作を行います。
  1. クエリのデザインビューにおいて、[クエリ]-[テーブルの表示]メニューを実行し、「テーブルの表示」ダイアログを表示させます。

  2. テーブルの一覧から"tbl売上伝票"を選択して[追加]ボタンをクリックします。

  3. さらに、テーブルの一覧から"mtbl顧客マスタ"を選択して[追加]ボタンをクリックします。

  4. [閉じる]ボタンをクリックして「テーブルの表示」ダイアログを閉じます。

  5. tbl売上伝票のフィールド一覧から「顧客コード」をクリックして選択、そのまま、mtbl顧客マスタのフィールド一覧の「顧客コード」の上までドラッグ&ドロップします。これによって両テーブルの「顧客コード」フィールド間に結合線が引かれ、データの関連付けが行われます。なお、すでにテーブルにデータがある場合やリレーションシップが設定されている場合などは、2つのテーブルを追加すると同時に自動的に結合線が引かれる場合もあります。

  6. あとはこれまでの事例と同様に、データシートビューに表示させたいフィールドを、グリッド上に配置します。


デザインビュー


SELECT tbl売上伝票.伝票番号, tbl売上伝票.売上日付, tbl売上伝票.顧客コード, mtbl顧客マスタ.顧客名, tbl売上伝票.担当者コード
FROM tbl売上伝票 INNER JOIN mtbl顧客マスタ ON tbl売上伝票.顧客コード = mtbl顧客マスタ.顧客コード;



データシートビュー

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