Chapter4-5 | ActiveXコントロールの利用 | |||
Accessには、標準でさまざまなコントロールが用意されています。しかし、フォームやレポートで利用できるコントロールは、リボン上にあるものばかりではありません。Access標準としてあらかじめ用意されていない、Accessの外部にあるコントロールを総称して「ActiveXコントロール」といいます。
■カレンダーコントロールの利用例 Access標準ではないものの、Access(Office)のセットアップディスクには含まれており、セットアップオプションとなっているいわばAccess付属のコントロールである「カレンダーコントロール」の利用例です。 カレンダーコントロールを使うにあたっては、まず、次の要領でフォームにコントロールを貼り付けます。
あとは、Access標準のコントロールと同様にプログラミングを行ないます。 コントロールによって独自のプロパティやメソッド、イベントがありますが、それについては、自動メンバ表示や、コードウィンドウの[オブジェクト]ボックス・[プロシージャ]ボックスなどで確認します 以下のプログラムは、テキストボックスへ入力する日付をカレンダーフォームから選択する例です。フォームの「OpenArgs」プロパティを利用して、さまざまなフォームから汎用的に呼び出せるようにしています。 [カレンダー]ボタンをクリック カレンダーから日付を選択 選択した日付がテキストボックスに代入される カレンダーフォーム側のプログラム Private pctl As Control '呼び出し元のコントロールオブジェクト
Private Sub Form_Load() '読み込み時 '現在アクティブなフォームと引数を使って対象コントロールを設定します Set pctl = Screen.ActiveForm(Me.OpenArgs) 'そのコントロール値をカレンダーコントロールに初期設定します If Not IsNull(pctl) Then Me!Calendar0 = pctl Else Me!Calendar0 = Date End If End Sub Private Sub cmdCancel_Click() '[キャンセル]ボタンクリック時 'このフォームを閉じます DoCmd.Close acForm, Me.Name End Sub Private Sub cmdOK_Click() '[OK]ボタンクリック時 'カレンダーコントロールの値を呼び出し元に代入します pctl = Me!Calendar0 'このフォームを閉じます DoCmd.Close acForm, Me.Name End Sub
呼び出し側フォームのプログラム Private Sub cmdCalendar_Click()
'fdlgカレンダーをダイアログとして開きます '日付を入力するコントロール名を引数として渡します DoCmd.OpenForm "fdlgカレンダー", , , , , acDialog, "txt日付" End Sub |
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