■比較演算子
Ifステートメントなどの条件式内において使われる、2つの値を比較するための記号を「比較演算子」といいます。
比較演算子には次のような種類があります。いずれも、その比較結果が真(True)であるか偽(False)であるかを返します。
比較内容 |
演算子 |
等しい |
= |
より大きい |
> |
より小さい(未満) |
< |
以上 |
>= |
以下 |
<= |
等しくない |
<> |
真偽の記述例 |
Ifステートメントなどの条件式は、それが真であるか偽であるかで評価されます。よって、ある値がTrueかFalseかを評価する場合は、次のように簡略化して記述することができます。
If A = True Then

If A Then
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■論理演算子
Ifステートメントなどの条件式においては、「論理演算子」を使うことによって、より複雑な分岐条件を指定することができます。論理演算子によって、複数の条件式を組み合わせて真か偽かを評価することができます。
演算子 |
説明 |
使用例 |
And |
前後の条件式が両方とも成り立つとき真を返します(〜かつ〜なら真) |
If a > 2 And b > 3 Then |
Or |
前後の条件式のいずれか一方が成り立つとき真を返します(〜または〜なら真) |
If a > 2 Or b > 3 Then |
Not |
後ろの条件式が偽であるとき真を返します(〜でないとき真) |
If Not a < 2 Then |
■論理演算子の優先順位
論理演算子は、いくつもの条件式を組み合わせることができます。その際、条件式を評価する優先順位がある場合には、先に評価したい条件式を“( )”で囲みます。
- 例1
If a = 3 And b = 4 Or c = 5 Then
cが5ならa、bはどんな値でも真と評価される
- 例2
If a = 3 And (b = 4 Or c = 5) Then
『「bが4またはcが5」でかつ「aが3」』のときのみ真と評価される
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