SQL Serverに接続してデータベースを開くには、次のような手順でPHPスクリプトを実行します。
- まず、「mssql_connect関数」を使って、SQL Serverに接続します。
- この関数の引数には、「SQL Server名」、「ログインユーザー名」、「ログインユーザーのパスワード」を指定します。以下のサンプルスクリプトに記述されている「localhost」は、PHPが実行されるサーバーとSQL
Serverが実行されるサーバーが同じマシンである場合に指定することができます。
- 接続に成功すると、そのSQL Serverに対する「接続ID」が返されます。一方、接続に失敗した場合には、Falseが返されます。以降、そのSQL
Serverへのアクセスに使う多くの関数でこの接続IDを利用することになりますが、接続するSQL
Serverが1つの場合は、それらの関数の引数指定を省略することができます。
- 1つのSQL Serverは複数のデータベースを管理しています。続いて、「mssql_select_db関数」を使って、その中のどのデータベースを処理対象とするかを選択します。
- 以降、各種SQL Server操作用のPHP関数を使って、データベースに対するさまざまな処理を実行します。
- すべての処理が完了したら、最後に「mssql_close関数」でSQL Serverとの接続を解除します。この関数についても、本来引数に指定する接続IDを省略することができます。省略すると、最後に開かれた接続が解除されます。
<?php
$DBSERVER = "localhost"; //SQL Serverサーバー名
$DBUSER = "testuser"; //ログインユーザー名
$DBPASSWORD = "test"; //パスワード
$DBNAME = "NorthwindCS"; //データベース名
//SQL Serverに接続
$con = mssql_connect($DBSERVER, $DBUSER, $DBPASSWORD);
if ($con) {
print "SQL Serverに接続しました!<BR><BR>";
}
else {
print "SQL Serverに接続できませんでした!<BR><BR>";
}
//データベースを選択
$selectdb = mssql_select_db($DBNAME);
if ($selectdb) {
print "$DBNAME データベースを選択しました!<BR><BR>";
}
else {
print "$DBNAME データベースを選択できませんでした!<BR><BR>";
}
/*******************************************************/
/* ここでデータベースに対するさまざまな処理を実行
/*******************************************************/
//SQL Serverとの接続を解除
$con = mssql_close();
if ($con) {
print "SQL Serverとの接続を解除しました!<BR><BR>";
}
else {
print "SQL Serverとの接続を解除できませんでした!<BR><BR>";
}
?>
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