4.1 データベースを開く

ODBC経由でAccessデータベースに接続してそのデータベースファイルを開くには、「odbc_connect関数」を使います。

この関数では、所定のデータベースファイルが登録されたODBCのDSN(今回の場合は"AccessPHP")を第1引数に指定します。第2引数・第3引数にはAccessデータベースファイルに対するログインユーザー名とそのパスワードを指定しますが、通常の方法で作られたAccessデータベースファイルの場合は空の文字列指定でかまいません。
この関数を実行すると、データベースに対する接続IDが返されます。以降のデータベースアクセスでは、この接続IDを利用します。なお、接続に失敗した場合にはFalseが返されます。

一連のデータベース処理が完了したら、最後に「odbc_close関数」を使ってデータベースとの接続を解除します。この関数には返り値はありません。
<?php

  $DSN        = "AccessPHP";    //データソース名
  $DBUSER     = "";             //ログインユーザー名
  $DBPASSWORD = "";             //パスワード

  //Accessデータベースに接続
  $con = odbc_connect($DSN, $DBUSER, $DBPASSWORD);
  if ($con) {
    print "Accessデータベースに接続しました!<BR><BR>";
  }
  else {
    print "Accessデータベースに接続できませんでした!<BR><BR>";
  }


  /*******************************************************/
  /*  ここでデータベースに対するさまざまな処理を実行     */
  /*******************************************************/


  //Accessデータベースとの接続を解除
  odbc_close($con);
  print "Accessデータベースとの接続を解除しました!<BR><BR>";

?>

※このサンプルスクリプトは、IISのホームディレクトリである「c:\inetpub\wwwroot」のすぐ下にあるものとしています。
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