TreeView(ツリービュー)コントロールは、データをツリーの階層構造で表示するコントロールです。このコントロールを使うと、エクスプローラの左半分にあるフォルダ階層のような画面表示ができます。
本項では、TreeViewコントロールの基本として、単純にデータをツリー構造でコントロールにセットする方法のサンプルを掲載します。
ポイント
- Nodeオブジェクト
- ツリーの1つ1つのデータ(枝)のことです。エクスプローラでいえば、フォルダやドライブがこれに当たります。TreeViewコントロールを構成するもっとも重要な要素です。
- Nodesコレクション
- Nodeオブジェクトの集まりです。
- Addメソッド
- このメソッドを使うことによってNodeをツリービューに追加していきます。追加する際は、どのNodeに対して、どのような関係で(ルートとして/子として/前に/次に/先頭になど)追加するか、また追加するNodeのキー名や画面表示する際のテキストを指定します。
- SelectedItemプロパティ
- 画面上で現在選択されているNodeオブジェクトを示します。プロパティですが、実際にはオブジェクトとして扱えます。
- Keyプロパティ
- 指定されたNodeオブジェクトのキー名を返します。
- Textプロパティ
- 指定されたNodeオブジェクトのテキスト(画面に実際に表示されている文字列)を返します。
- Parentプロパティ
- 指定されたNodeオブジェクトの親となるNodeオブジェクトを示します。プロパティですが、実際にはオブジェクトとして扱えます。
- NodeClickイベント
- あるノードをクリックしたときに発生するイベントです。クリックされたNodeオブジェクトがイベントプロシージャの引数として渡されます。
サンプルフォームの実行例
都道府県と北海道のノードを展開したところ(ノードの展開等についてはノンプログラミングで可)
すべてのノードを展開したところ
カーソル位置のノード情報を表示しているところ
サンプルDBのダウンロード
comctl_01.lzh(comctl_01.mdb)
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