#34 | DAOのレジストリチューニング(Threads) | |||||||||
「#33 DAOのレジストリチューニング(MaxBufferSize)」と同様に、今度は同じエントリにある「Threads」というレジストリ項目を変えることによるパフォーマンスの違いをチェックしてみます。 Dim dbs As Database Dim rst As Recordset Dim varDummy As Variant Set dbs = CurrentDb Set rst = dbs.OpenRecordset("顧客マスタ") With rst Do Until .EOF varDummy = !顧客ID varDummy = !会社名 varDummy = !顧客の氏名 varDummy = !顧客のシメイ varDummy = !支社名 varDummy = !請求先住所 varDummy = !市区町村 varDummy = !都道府県 varDummy = !郵便番号 varDummy = !地域 varDummy = !顧客の部署名 varDummy = !電話番号 varDummy = !内線番号 varDummy = !FAX番号 varDummy = !電子メールアドレス varDummy = !備考 .MoveNext Loop .Close End With その結果は以下のとおりです。 ご覧のように、「6」に設定したときが最速で、「9」にすると逆に劣化していることが分かります。今回この「6」という数字は適当に決めたものであり、それが具体的にどのような意味合いを持っているかは何ともいえませんが、『スレッド数を増やすことによってパフォーマンスが向上する可能性がある。しかし多ければ多いほどよいということではない』といえそうです。しかしながら、その時間的差異は微々たるものであり、デフォルト値でも十分なパフォーマンスが得られるため、この設定値は基本的にデフォルトのままでよさそうです。 ※Jetデータベースエンジンのレジストリエントリには、これ以外にも多くの項目があります。そのすべてがパフォーマンスに関連したものではありませんが、Excel等の外部ファイルのリンクやインポートに関わる設定項目などもありますので、いろいろその設定変更を研究してみる価値はあると思います。 |
||||||||||
|
Copyright © T'sWare All rights reserved |