#631 リスト項目編集後の保存確認メッセージを出さないようにするには? フォーム

Accessのフォームで使うコンボボックスコントロールでは、下記の2つのプロパティを設定することによって、ドロップダウンのリストに表示される項目をユーザーが自由に変更することができます。
  • 「値集合タイプ」 → ”値リスト”

  • 「値リストの編集の許可」 → ”はい”








しかしコンボボックスをフォームに配置した際の操作手順によっては、このようなリスト項目の編集を行った場合、フォームを閉じる際に毎回フォームデザインの保存確認メッセージが表示されてしまうことがあります。

ここで[はい]を選択してフォームを保存しないと、編集されたリスト項目は保存されません。そこで編集された結果も、コンボボックスのひとつのプロパティである「値集合ソース」というフォームのデザイン要素であるためです。


このような保存確認メッセージを出さないようにして、かつ編集されたリスト項目もきちんと保存されるようにするには、次のような設定をそのコンボボックスに行います。

  • 「値リストの継承」 → ”はい”

この設定を行うことで、フォーム上の値リストとそのコントロールとなっているテーブルのフィールド間の連動(継承)が行われるようになります。

テーブル上のフィールドのプロパティとして「ルックアップ」の「表示コントロール」が”テキストボックス”となっている場合は何も変化は見られませんが、”コンボボックス”となっている場合には、フォーム上で設定された値リストがテーブルのデザインにも反映されることが分かります。

例:
■編集前のルックアップ


■フォームでの編集


■編集後のルックアップ
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