#541 レポート単体で抽出条件を指定する方法 レポート、クエリ

レポートの印刷においてそのデータの出力範囲を限定したいようなとき、たとえば何月何日〜何月何日のレコードのみ抽出して印刷したいような場合、よくあるアプリケーションとしては、フォームでその期間を指定して、[印刷]ボタンなどで実行するような方法をとります。

それに対してここでは、そのようなフォームを使わず、レポートを単体で開いたときにも抽出条件を指定するダイアログ(インプットボックス)が表示される方法の一例として、レポートの「レコードソース」を「パラメータクエリ」とする方法を紹介します。


たとえば、レポートが「tbl売上」と「得意先」テーブルを結合した次のようなクエリをレコードソースとしていたとします。
レコードソースのクエリ

このクエリでは、すべてのレコードが出力対象となります。
全レコードが出力される


そこで、クエリのデザインを変更し、パラメータクエリとします。ここでは「売上日付」のフィールドに対して抽出期間を指定するものとし、クエリのデザインビューにおいて売上日付の抽出条件欄に次のような記述を行います。


Between [抽出開始日] And [抽出終了日]


抽出条件にパラメータを指定する


このクエリを保存して、ナビゲーションウィンドウからレポートを直接開くと、次のような動作が行われます。
  1. まず「抽出開始日」のインプットボックスが表示されますので、ここに開始日を指定します。
    開始日を指定

  2. 次に「抽出終了日」のインプットボックスが表示されますので、ここに終了日を指定します。
    終了日を指定

  3. 指定された期間の売上日付のデータだけがレポートに出力されます。
    指定された期間のデータだけが出力される

※参考Tips:「#330 レポート単体で開くときにもパラメータを入力させる方法」
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