#473 | 空行にも罫線を出力させるには? | レポート、VBA | |
Accessのレポートでは、「レコードソースとなっているテーブルやクエリのレコードがすべて印刷されるとそれ以降は空白となる」という特性があります。 一方、データがなくなったあとも、用紙の一番下まで罫線だけは印刷したいという場合があります。それを実現する方法として、レポートのモジュールを使ってレポート独特のプロパティやレコードを操作するという方法もありますが、少々複雑ですので、ここでは”作業テーブル”を使った方法を紹介したいと思います。 ここでは、現在「rpt受注明細」というレポートが、「qsel受注明細」というクエリをレコードソースとしているものとして、そこからカスタマイズしていく手順を説明します。
準備ができたら、上記のプロシージャを実行してみます。この例では次のような結果になります。 なお、このときの作業テーブルの中味は次のようになっています。クエリにあったレコードの後ろに、トータル20行になるまで空のレコードが保存されていることが確認できると思います。 ※レポートにグループ化や並べ替えなどの設定がされている場合、この方法では空レコードが先頭に出力されてしまうことがあります。その場合には並べ替えの基準を変更したり、テーブルにオートナンバー型のIDフィールドのようなものを設定してそれを並べ替えの基準にするなどの対処が必要です。 ※この例で使っているレポートでは、テキストボックスの外枠に色を付けることによってそれを罫線のように見せています。 ※この例では、もし20件を超えるデータがクエリにあった場合、レポートの2ページ目以降ではやはり最終レコードより下は罫線が出力されない状態となってしまいます。そのようなケースが想定される場合には、20の倍数で出力済みレコード数をチェックして空レコードを出力するよう、さらなるカスタマイズが必要となります。 |
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