VBAでは、変数や定数の型宣言(DimやConst)をしないことによってどんな値でも扱うことが可能ですが、それはあまりよいことではありません。以下に示す値の範囲を参考に、適切なデータ型を宣言するようにしましょう。
また、テーブルから読み込んだ値を変数に代入して扱う場合には、フィールドのデータ型やサイズとの整合性にも注意しなければなりません。
データ型(宣言名) |
値の範囲 |
メモリサイズ |
バイト型(Byte) |
0〜255 |
1バイト |
ブール型(Boolean) |
真(True)または偽(False) |
2バイト |
整数型(Integer) |
-32,768〜32,767 |
2バイト |
長整数型(Long) |
-2,147,483,648〜2,147,483,647 |
4バイト |
単精度浮動小数点数型(Single) |
-3.402823E38〜3.402823E38 |
4バイト |
倍精度浮動小数点数型(Double) |
-1.79769313486231E308〜1.79769313486232E308 |
8バイト |
通貨型(Currency) |
-922,337,203,685,477.5808〜922,337,203,685,477.5807 |
8バイト |
日付型(Date) |
100年1月1日〜9999年12月31日 |
8バイト |
文字列型(String)【可変長の場合】 |
0〜2GB |
10バイト+文字列の長さ |
文字列型【固定長の場合】 |
1〜2GB |
文字列の長さ |
バリアント型(Variant)【数値の場合】 |
倍精度浮動小数点数型と同じ |
16バイト |
バリアント型(Variant)【文字列場合】 |
可変長文字列型と同じ |
22バイト+文字列の長さ |
|