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デザインビューやフォームビューなどの状態に関わらず、現在開いているフォームは「Forms」コレクションに格納されています。同様にレポートは「Reports」コレクションに格納されています。
また、現在開いているフォームやレポートの数は、各コレクションの「Count」プロパティで取得できます。
それらを踏まえて、ループでDoCmdオブジェクトの「Close」メソッドを実行することで、開いているフォームやレポートをまとめて閉じることができます。
- Closeメソッドの２つめの引数にはフォーム名やレポート名を指定しますが、Formsコレクションなどの添え字は「0」から始まりますので、カウンタが「0」〜「.Count - 1」のループを構成します。
- しかし、１つフォームを閉じるとFormsコレクションの要素数も１つ減って内容がシフトしていきます（Reportsも同様）。そのため、実際には「.Count - 1」→「0」に向けて１つずつデクリメントするループを構成する必要があります。
プログラム
Sub SampleCode_50()
'すべてのフォームやレポートのデザインビューを閉じる
Dim iintLoop As Integer
'すべてのフォームを閉じる
For iintLoop = Forms.Count - 1 To 0 Step -1
DoCmd.Close acForm, Forms(iintLoop).Name
Next iintLoop
'すべてのレポートを閉じる
For iintLoop = Reports.Count - 1 To 0 Step -1
DoCmd.Close acReport, Reports(iintLoop).Name
Next iintLoop
End Sub
