Chapter5-10 | 定義域集計関数 | |||||||||||||||||||||||||||||
「定義域集計関数」は、特定のテーブルやクエリから統計的な情報を取得するための関数群です。集計クエリのような機能をVBAから簡易的に使うための関数と考えられます。 一般の関数としてクエリの演算フィールドなどからも呼び出すことができますが、VBAのオブジェクト階層においては、Applicationオブジェクトのメソッドとなっています。
■定義域集計関数の種類
■定義域集計関数の使用例 次のプログラムは、すべて「tbl書籍情報」テーブルからさまざまな情報を取得する例です。 '先頭レコードのタイトルを取得します
Debug.Print DFirst("タイトル", "tbl書籍情報") '価格が3000円以上の最初のレコードのタイトルを取得します Debug.Print DFirst("タイトル", "tbl書籍情報", "価格 >= 3000") '価格が3000円以上の最後のレコードのタイトルを取得します Debug.Print DLast("タイトル", "tbl書籍情報", "価格 >= 3000") '全レコード数を取得します Debug.Print DCount("ISBN", "tbl書籍情報") 'タイトルに"入門"を含むレコード数を取得します Debug.Print DCount("ISBN", "tbl書籍情報", "タイトル Like '*入門*'") 'もっとも高い価格を取得します Debug.Print DMax("価格", "tbl書籍情報") 'もっとも安い価格を取得します Debug.Print DMin("価格", "tbl書籍情報") 'タイトルに"Excel"を含むもっとも安い価格を取得します Debug.Print DMin("価格", "tbl書籍情報", "タイトル Like '*Excel*'") '価格の合計を取得します Debug.Print DSum("価格", "tbl書籍情報") '価格の平均を取得します Debug.Print DAvg("価格", "tbl書籍情報") '発行日が2008/06/01以降の価格の平均を取得します Debug.Print DAvg("価格", "tbl書籍情報", "発行日 >= #2008/06/01#") |
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