フィールドデータの取得 |
レコードの読み込みはOpenRecordsetメソッドで行なわれ、各レコードへのアクセスはMove系メソッドで操作します。各フィールドのデータは、カレントレコードのRecordsetオブジェクトのコレクションとして取得することができます。たとえば「タイトル」フィールドは、次のようないずれかの書式でそのデータ内容を得ることができます。
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■すべてのデータを表示する例
Dim dbs As Database
Dim rst As Recordset
Set dbs = CurrentDb
Set rst = dbs.OpenRecordset("tbl書籍情報")
With rst
Do Until .EOF
Debug.Print !ISBN, !タイトル, !著者, !発行日, !価格
.MoveNext
Loop
.Close
End With
■価格が3000円以上の書籍のタイトルと価格を表示する例
Dim dbs As Database
Dim rst As Recordset
Set dbs = CurrentDb
Set rst = dbs.OpenRecordset("tbl書籍情報")
With rst
Do Until .EOF
If !価格 >= 3000 Then
Debug.Print !タイトル, !価格
End If
.MoveNext
Loop
.Close
End With
■Null値の扱い
テーブルから読み込んだフィールド値がNull(空)の場合、その値に対して演算を行うと、その結果もすべてNull値となってしまいます。そのような問題を回避するためには、「NZ」関数を使って、Nullである可能性があるフィールド値をゼロなどの別の値に置き換えて演算するようにします。
With rst
Do Until .EOF
Debug.Print !価格 + Nz(!消費税)
.MoveNext
Loop
.Close
End With
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