Chapter2-3 | 変数と定数 | |||||
「変数」とは、数値や文字列、計算結果などのデータを保管しておくためのプログラム上の“器”です。「変数名」はその器に付けられた名前です。器を移動すればその中味もいっしょに移動するように、一度変数に代入されたデータは、以降、その変数名を呼び出すことでさまざまな場所で利用することができます。
■変数の使用例 Dim Value1
Dim Value2 Value1 = 100 Value2 = 200 Debug.Print Value1, Value2 Debug.Print Value1 + Value2 Value2 = Value2 * 2 + Value1 Debug.Print Value2
変数は、一度、値を代入したあとも、自由に他の値を代入することができます。これに対して、プロシージャ内で変わらない値は「定数」として宣言します。定数として宣言することで、プログラムを見やすくしたり、メンテナンスを容易にしたりすることができます。定数は、プロシージャの先頭で「Const」ステートメントを使って、その定数名と定数値を宣言します。 ■定数を使わない例 Debug.Print 10 * 3.14
Debug.Print 20 * 3.14 Debug.Print 60 * 3.14 Debug.Print 77 * 3.14 ■定数を使った例 Const PAI = 3.14 ←←ここを変更するだけですべてにその値が反映されます
Debug.Print 10 * PAI Debug.Print 20 * PAI Debug.Print 60 * PAI Debug.Print 77 * PAI また、定数の中には、あらかじめVBAあるいはAccessが定めている「組み込み定数」と呼ばれるものがあります。たとえば、StrConv関数の引数に指定する"vbWide"などのキーワードがそれです。 コードウィンドウでは、引数に組み込み定数を指定すべきところにカーソルが来ると、自動的にその一覧が表示されます(自動メンバ表示機能)ので、わざわざ書き込むのではなく、そこから選択(ダブルクリックするかスペースキーで入力される)することができます。 |
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