Chapter2-1 標準モジュールとは

1つの命令を試すにはイミディエイトウィンドウが使えます。しかし、命令を連続して実行させたり、記述したコードを保存したりすることはできません。VBAのさまざまな”一連“のプログラムを記述し、かつ保存できるようにするためには、「モジュール」を使います。

モジュールのうち、「標準モジュール」は、フォームやレポート、クエリの演算フィールドやマクロなど、同じデータベース内のあらゆる場所から呼び出して使うような、汎用的なプログラムを記述するところです。データベースウィンドウに表示される”モジュール”は、この標準モジュールを指します。



■標準モジュールの作成
標準モジュールは、次のようにして新規作成します。
  1. リボンより[作成]タブを選択する

  2. リボンの[その他]グループにある[マクロ]の[▼]ボタンをクリックし、表示されたメニューから[標準モジュール]を選択する

  3. VBEのコードウィンドウが表示されたら、そこでプログラムを書き込んでいく





■標準モジュールの構成
標準モジュール内に書かれるプログラムは、大きく分けると次の2つの部分から構成されます。
  • Declarationsセクション
    モジュールの先頭に1つだけあり、そのモジュールあるいはデータベース全体で共有の情報を宣言します

  • プロシージャ
    ひとまとまりの処理が記述されたもので、モジュール内にいくつも作れます
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