#27 SQLの記述をシンプルに

複数のテーブルを結合したSQLにおいては、あるフィールド名が1つのテーブルにしか存在しない場合、テーブル名の指定を省略することができます。


Accessのデザインビューを使って複数テーブルを結合したクエリを作った場合、そのSQLにおいては、すべてのフィールド名の前にテーブル名が付いた記述となります。
Accessクエリのデザインビュー

AccessクエリのSQLビュー
       ↑例:「受注.受注コード」

Accessクエリのデータシートビュー


MSDE(SQL Server)では(実際にはAccessのSQLビューや、VBAでSQLを記述する場合も同様ですが)、あるフィールド名が1つのテーブルにしか存在しない場合、テーブル名の指定を省略することができます。 たとえば、上記のAccessで作られたSQLをMSDEに移行する場合、そのまま貼り付けてもよいのですが、次のようにシンプルに書き換えておくことによって、SQLの視認性がよくなります。
MSDEでのSQLの記述
       ↑例:「受注.受注コード」 → 「受注コード」

※「社員コード」フィールドは両方のテーブルにあるので、テーブル名を明示する必要があります。

クエリアナライザの実行結果例
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