#18
StatusBarコントロールは、名前の通りステータスバーを表示するためのコントロールです。
Accessにもステータスバーはありますが、それはAccessウィンドウの下に表示されるものです。一方、Common controlsのStatusBarコントロールは、フォームのウィンドウ内にステータスバーを設けることができます。さらに、表示するテキストだけでなく、CAPS・NUM・カナといったキーボードの状態や、現在の日付や時刻なども配置することができます。これらのアイテムを"パネル"といいます。どのようなパネルを表示するか、それぞれどんなサイズで配置するかも自由にデザインすることができます。
本項では、このStatusBarコントロールを使って、フォームにCAPSや日付などのいくつかのパネルを配置し、さらにフォーカスのあるコントロールのTagプロパティの値をステータスバーに表示する（これはコントロールのステータスバーテキストプロパティのオリジナル版のようなものです）サンプルを掲載します。
※「Tagプロパティ」はAccessのコントロールにある一般的なものです。特に外観や動作を設定する類いのプロパティではなく、開発者が自由にその意味付けを行えるプロパティです。ここではステータスバーテキストプロパティと同様の感覚で、『StatusBarコントロールに表示する文字列を設定するためのプロパティ』と位置付けて扱っています。
- Panelsコレクション
- StatusBarコントロールのプロパティダイアログで追加されたパネルの集まりです。これに添え字を指定することで、特定の１つのパネルオブジェクトにアクセスすることができます。
- Textプロパティ
- パネルのスタイルが定数"sbrText"になっているとき、そこに表示する文字列を指定するためのプロパティです。
StatusBarコントロールのプロパティ
「商品コード」にフォーカスがあるとき
「商品名」にフォーカスがあるとき
comctl_18.lzh(comctl_18.mdb)
