#09 ListViewコントロール(表示形式の切り替え)

ListViewコントロールはその表示形式を4種類に変更できる点に大きな特徴があります。特に、詳細表示だけならAccessのデータシートビューやリストボックスコントロールと大差ないかもしれませんが、アイコンを表示できる点はそれらとはまったく違った特徴といえます。エクスプローラを見れば分かるように、小さなアイコン/大きなアイコンとの切り替え、ファイルの種類に応じたアイコンの切り替えといったように、非常にビジュアルなインタフェースとなっています。本項では、それら4種類の表示形式の切り替えのサンプルを掲載します。

とはいうものの、ListViewコントロールだけではアイコンを表示させることはできません。ListViewコントロールはアイコンに関するリソースを持つことができないからです。その機能を持ったコントロールが、同じくWindows Common Controlsに含まれる「ImageList」コントロールです。これについてはあとで紹介することとしますので、ここでは"アイコン抜きのアイコン表示"とします。


ポイント

Viewプロパティ
ListViewコントロールのプロパティで、このプロパティによって表示形式を切り替えます。VBAではそれぞれの定数を与えます。

  • 詳細表示 → lvwReport
  • 一覧表示 → lvwList
  • 小さいアイコン表示 → lvwSmallIcon
  • 大きいアイコン表示 → lvwIcon



サンプルフォームの実行例

詳細表示


一覧表示


小さいアイコン表示(ImageListコントロールを使えば本当はアイコンが表示されます)


大きいアイコン表示(同上)



サンプルDBのダウンロード

comctl_09.lzh(comctl_09.mdb)

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