グラフオブジェクトのプロパティを変更したい場合、フォームでは、開くときや開いたあとにそれらを設定変更することができますが、レポートでは開くときイベント等ではエラーとなって変更できません。
そこで、レポートを印刷やプレビューで開く前、つまりレポート出力を実行する前に変更します。
それには、まずレポートのデザインビューを開き、デザインの一部としてプロパティを変更します。そしてそのデザインを保存したあと、あらためてそのレポートを印刷やプレビューで開き直します。
次の例では、レポート「rptグラフ」中にある「grphMain」という名前のグラフオブジェクトの「値集合ソース(RowSource)」プロパティを”qselグラフ”というクエリに設定変更しています。
'レポート名を定義
Const cstrRptName As String = "rptグラフ"
'いったんレポートのデザインビューを開く
DoCmd.OpenReport cstrRptName, acViewDesign
'グラフオブジェクトの値集合ソースを設定
Reports(cstrRptName)!grphMain.RowSource = "qselグラフ"
'レポートを保存して閉じる
DoCmd.Close acReport, cstrRptName, acSaveYes
'正式にレポートを開く
DoCmd.OpenReport cstrRptName, acViewPreview
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