テキストボックスでは、通常、Ctrlキーを押しながらEnterキーを押すことによって改行され、複数行に渡って文字列を入力することができます。
一方、VBAのコードから複数行の文字列をテキストボックスに設定するには、"改行"を表す定数「vbCrLf」を使って、行ごとの文字列を結合します。「vbCrLf」1ケで1回分の改行を行います。
次のコードは、[実行](cmdExec)というボタンをクリックすることによって、複数行の文字列を"txtOutPut"という名前のテキストボックスに出力する例です。
Private Sub cmdExec_Click()
Me!txtOutPut = "定数 vbCrLf を使うと、複数行の" & vbCrLf & _
"文字列を" & vbCrLf & _
"テキストボックスに出力することが" & vbCrLf & _
"できます!" & _
vbCrLf & vbCrLf & _
"こんな風にね!"
End Sub
実行結果:
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