フォーム上のコントロールの値によって、その範囲が分かるような色付きのマークを別のコントロールに表示するには、「IIf」関数と[書式]プロパティを使用します。
例:
「Data」テキストボックスの値に応じて、隣の「Mark」テキストボックスに次のような色のマークを表示します。
0~ 50 赤の×を表示
50~ 80 緑の○を表示
80~100 青の●を表示
まず、「Mark」テキストボックスの[コントロールソース]プロパティを次のようにします。
=IIf([Data]<50, 1, IIf([Data]<80, -1, 0))
「IIf」関数を使うことによって、「Data」値の範囲に応じて「Mark」テキストボックスの値がそれぞれ正、負、ゼロになるようにします。
このままでは「Mark」テキストボックスには1か-1か0が表示されるだけになってしまいますので、続いて[書式]プロパティを次のように設定します、
"×"[Red];"○"[Green];"●"[Blue]
[書式]プロパティは;で区切ることによって4つのセクションの書式を設定できます。4つのセクションとは、左から 正、負、ゼロ、Null で、そのテキストボックスの値がどれに当てはまるかによって表示書式を変えることができます。また、数値のカンマ区切りのような表示形式だけでなく、今回のように表示される値そのものを×、○、●のように変えることもできます。
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