#512 プロシージャの記述位置にジャンプする方法 VBA

下図のような複数のプロシージャを持ったモジュールがあったとします。
複数のプロシージャを持ったモジュール例

この例では、「Procedure1」を実行すると、そこから「Procedure2」が呼び出され、さらにそこから「Procedure3」が呼び出されるという構造になっています。
もちろんこのような簡単な例は実際にはありませんが、複雑な一連のコードの中でプロシージャを呼び出しさらにそこから別のプロシージャが呼び出されるということはけっして少なくありません。


このようなコードのプログラミング作業中において、VBEのコードエディタ上である操作を行うと、あるプロシージャを呼び出している部分のコードから簡単にその呼び出し先のプロシージャの記述位置にジャンプすることができます。

それには、呼び出し元のプロシージャ名の一部にカーソルがある状態で「Shift+F2キー」を押すだけです。


実行例:
  1. ”Procedure2”という文字の上にカーソルを置く
    Procedure2の上にカーソルを置く

  2. Shift+F2キーを押す(Procedure2プロシージャ内にカーソルが移動します)
    Shift+F2キーを押す

  3. ”Procedure3”という文字の上にカーソルを置く
    Procedure3の上にカーソルを置く

  4. Shift+F2キーを押す(Procedure3プロシージャ内にカーソルが移動します)
    Shift+F2キーを押す

この操作は、同じモジュール内だけでなく、他のモジュールに呼び出し先プロシージャが定義されている場合も有効です。他のモジュールであれば、そのモジュールが開かれた上で呼び出し先プロシージャにカーソルが移動します。

また同様にして、「Public」を使って宣言された変数や定数についても、それを使っているコードからその宣言の位置へとカーソルをジャンプさせることができます。

また、ジャンプしたあと、すぐに「Ctrl+Shift+F2キー」を押せば、逆に呼び出し元へカーソルを戻すこともできます(いろいろ編集を加えたりした場合は直前のカーソル位置に戻るだけですので、呼び出し元プロシージャへ戻るには何度かそのキー操作を繰り返す必要があります)。
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