#477 Accessをランタイムモードで起動させる方法 データベース

Accessの本体である「MSACCESS.EXE」を起動する際、コマンドラインに”スイッチ”と呼ばれるオプションを追記して実行すると、Accessをある特定の状態で起動させることができます。

それらのスイッチのうち、「/runtime」というオプションを使うと、Accessをラインタイムモードで起動させることができます。

たとえば、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ、あるいは特定のAccessデータベースファイルを起動するようなショートカットキーのリンク先において、次のような指定を行います。


MSACCESS.EXE /runtime "C:\Users\......nts\Database1.accdb"


この場合、Accessが起動するとともに、データベースファイル”Database1.accdb”がランタイムモードの状態で開かれます。

もしそのデータベースに起動時の設定が行われていなければ、次のような画面となります。
起動例

起動時の設定として、最初に自動的に開くフォームやアプリケーションタイトルなどの設定が行われていれば、次のような形でそのフォームが起動します。
起動例


ランタイムモードでデータベースを開くことによって、次のような特徴やメリットがあります。
  • ナビゲーションウィンドウを開くことができない

  • よってフォームなどのオブジェクトのデザインを見ることができない(ユーザーが勝手にいじれないようにすることができる)

  • また、開いたフォームをデザインビューに切り替えることができない(これもユーザーによる勝手な編集を回避できる)

  • リボンを非表示にできる(開発者側が想定していない操作をユーザーができるないようになる)

  • Accessランタイム(Access 2007 Runtime)を使って複数のユーザーにデータベースアプリケーションを配布した際、実際にどのような動き・画面になるかを、通常のAccessで検証できる

※Accessには他にもいくつかのスイッチが用意されています。それについては、Accessのヘルプより”コマンドラインスイッチ”というキーワードで検索してみてください。

※Accessラインタイムに関する情報はMicrosoftの「Access 2007 アプリケーションを展開する」を参考にしてみてください。
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