#023 セキュリティウィザードを実行したらMDBが圧縮されない データベース

Accessのセキュリティ設定にはデータベース全体にパスワードを設定する方法とユーザーレベルでセキュリティを設定する方法がありますが、後者のユーザーレベルのセキュリティ設定は細かな設定ができる反面、ユーザーやグループの概念、ワークグループ情報ファイルの扱いなど、どうも難解な感じがします。このようなとき、Accessの「セキュリティウィザード」を使えばそのようなセキュリティ設定の作業を多少なりとも省力化することができます。

ところが、これによって作成されたMDBファイルは、LHAなどの圧縮ツールを使っても圧縮率が95%〜98%程度で、ほとんど圧縮されなくなってしまいます。これは、セキュリティウィザードがセキュリティ設定されたMDBファイルを出力する過程で、そのファイルに対して「暗号化」も同時に行うためです。重要なデータ(テーブルの内容)をネット上で流すために暗号化するのならともかく、通常のアプリケーションの配布ではあまり必要性も感じないのですが、意図的か副次的か、暗号化されたデータベースは圧縮ツールにとって苦手なファイル構造になっているようです。このような場合、もし暗号化が必要なくより小さいサイズの圧縮ファイルにしたい場合には、Accessのメニューから[ツール]-[セキュリティ]-[暗号化/解読]を実行して、そのMDBファイルの「解読」を行います。


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