#20 売上日付を年月に分けて一覧表示する



tbl売上伝票テーブルには、売上日付のデータは"2002/07/01"といったように、年月日の形式で保存されています。データをさまざまに集計したい場合には、日単位ではなく、月単位や年単位で表示させたい場合もあります。そのような場合は、テーブルに含まれるフィールドをそのままグリッドに配置するのではなく、フィールドに演算を加えた状態でグリッドに配置します。それを「演算フィールド」といいます。Accessには、データをさまざまに加工するための関数が用意されていますが、ここではFormat$関数を使います。この関数を使うことによって、年月日の値を年月だけの値に変換して表示させることができます。ただし、テーブルに保存されている値そのものが更新されるわけではありません。あくまでもクエリのデータシート上で年月表示になるだけです。

Format$関数ではさまざまなデータの表示形式を設定できますが、ここでは、「売上年月: Format$([売上日付],"yyyy/mm")」という式をグリッドに入力します。"yyyy"が年を4桁表示することを、また"mm"が月を2桁で表示することを表しています(これ以外にもさまざまな表示形式を指定することができますので、詳しくはAccessのオンラインヘルプを参照してみてください)。なお、先頭の"売上年月:"という記述は、その演算結果のフィールド名を、クエリ上では「売上年月」という名前で表示することを表しています。この記述については、各自、自由に命名してかまいませんが、テーブルのフィールド名と重複していると警告メッセージが出る場合があります。そのときは重複しない名前に変更してください。


デザインビュー


SELECT tbl売上伝票.伝票番号, Format$([売上日付],"yyyy/mm") AS 売上年月, tbl売上伝票.顧客コード, tbl売上伝票.担当者コード
FROM tbl売上伝票;



データシートビュー

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