Chapter2-7 比較演算子と論理演算子

■比較演算子

Ifステートメントなどの条件式内において使われる、2つの値を比較するための記号を「比較演算子」といいます。

比較演算子には次のような種類があります。いずれも、その比較結果が真(True)であるか偽(False)であるかを返します。

比較内容 演算子
等しい =
より大きい >
より小さい(未満) <
以上 >=
以下 <=
等しくない <>

真偽の記述例

Ifステートメントなどの条件式は、それが真であるか偽であるかで評価されます。よって、ある値がTrueかFalseかを評価する場合は、次のように簡略化して記述することができます。

If A = True Then

If A Then




■論理演算子

Ifステートメントなどの条件式においては、「論理演算子」を使うことによって、より複雑な分岐条件を指定することができます。論理演算子によって、複数の条件式を組み合わせて真か偽かを評価することができます。

演算子 説明 使用例
And 前後の条件式が両方とも成り立つとき真を返します(〜かつ〜なら真) If a > 2 And b > 3 Then
Or 前後の条件式のいずれか一方が成り立つとき真を返します(〜または〜なら真) If a > 2 Or b > 3 Then
Not 後ろの条件式が偽であるとき真を返します(〜でないとき真) If Not a < 2 Then



■論理演算子の優先順位

論理演算子は、いくつもの条件式を組み合わせることができます。その際、条件式を評価する優先順位がある場合には、先に評価したい条件式を“( )”で囲みます。
  • 例1
    If a = 3 And b = 4 Or c = 5 Then
    cが5ならa、bはどんな値でも真と評価される

  • 例2
    If a = 3 And (b = 4 Or c = 5) Then
    『「bが4またはcが5」でかつ「aが3」』のときのみ真と評価される
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