#14 ImageComboBoxコントロール(基本)

ImageComboBoxコントロールは、Imageを表示できるComboBoxコントロールです。ImageListコントロールと組み合せて使うことによって、従来のコンボボックスのテキストに加えて、ImageListコントロール内に保存されたイメージリソースをコンボボックスの各項目に自由に表示させることができます。TreeViewコントロールなどと同様、ImageComboBoxコントロールのプロパティダイアログにおいて、事前に同じフォーム上の該当するImageListコントロールを関連付けておく必要があります。

本項では、ImageComboBoxコントロールの基本的な使い方として、イメージを1つだけ使ったサンプルを掲載します。

なお、本サンプルでは使っていませんが、このコントロールは「コントロールソース」プロパティを持っており、テーブルやクエリのフィールドと連結することができます。しかし「値集合ソース」としてテーブルやクエリを連結することはできません。サンプルのように、値集合リストのようなコードでの項目の構成が必要となります。


ポイント

ComboItemオブジェクト
コンボボックスの項目1つ1つのデータ(選択肢)のことです。

ComboItemsコレクション
ComboItemオブジェクトの集まりです。

Addメソッド
このメソッドを使うことによってComboItemをイメージコンボボックスに追加していきます。追加する際は、各項目のインデックス、キー名、画面上に表示するテキスト、ImageListコントロール上のキー名(またはインデックス)を指定します。ComboItemのインデックスは追加した順に採番され、またその他の項目も省略することが可能です。

SelectedItemプロパティ
項目の一覧から選択されたComboItemオブジェクトを示します。

Indexプロパティ
指定されたComboItemオブジェクトのインデックスを返します。Addメソッドで追加されたときのIndex値です。

Keyプロパティ
指定されたComboItemオブジェクトのキー名を返します。Addメソッドで追加されたときのKey値です。

Textプロパティ
指定されたComboItemオブジェクトのテキストを返します。Addメソッドで追加されたときのText値です。


サンプルフォームの実行例

ImageListコントロールのプロパティ


ImageComboBoxコントロールをドロップダウンしたところ


ImageComboBoxコントロールより項目を選択し終えたところ



サンプルDBのダウンロード

comctl_14.lzh(comctl_14.mdb)

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