#01 TreeViewコントロール(基本)

TreeView(ツリービュー)コントロールは、データをツリーの階層構造で表示するコントロールです。このコントロールを使うと、エクスプローラの左半分にあるフォルダ階層のような画面表示ができます。

本項では、TreeViewコントロールの基本として、単純にデータをツリー構造でコントロールにセットする方法のサンプルを掲載します。


ポイント

Nodeオブジェクト
ツリーの1つ1つのデータ(枝)のことです。エクスプローラでいえば、フォルダやドライブがこれに当たります。TreeViewコントロールを構成するもっとも重要な要素です。

Nodesコレクション
Nodeオブジェクトの集まりです。

Addメソッド
このメソッドを使うことによってNodeをツリービューに追加していきます。追加する際は、どのNodeに対して、どのような関係で(ルートとして/子として/前に/次に/先頭になど)追加するか、また追加するNodeのキー名や画面表示する際のテキストを指定します。

SelectedItemプロパティ
画面上で現在選択されているNodeオブジェクトを示します。プロパティですが、実際にはオブジェクトとして扱えます。

Keyプロパティ
指定されたNodeオブジェクトのキー名を返します。

Textプロパティ
指定されたNodeオブジェクトのテキスト(画面に実際に表示されている文字列)を返します。

Parentプロパティ
指定されたNodeオブジェクトの親となるNodeオブジェクトを示します。プロパティですが、実際にはオブジェクトとして扱えます。

NodeClickイベント
あるノードをクリックしたときに発生するイベントです。クリックされたNodeオブジェクトがイベントプロシージャの引数として渡されます。


サンプルフォームの実行例

都道府県と北海道のノードを展開したところ(ノードの展開等についてはノンプログラミングで可)


すべてのノードを展開したところ


カーソル位置のノード情報を表示しているところ



サンプルDBのダウンロード

comctl_01.lzh(comctl_01.mdb)

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