業務によく効くAccess 開発現場ワザ

業務によく効くAccess 開発現場ワザ 世の中には、SQL Server、Oracle、MySQL、PostgreSQLなど、商用あるいはオープンソースも含めて数多くのデータベース製品が存在しますが、その中でも最もユーザーフレンドリーな機能を持ったデータベースの1つがAccessです。しかし、Excelユーザーからは同じMicrosoft Officeの一員であるにも関わらず取っつきにくいソフトと思われたり、逆にハイエンドのデータベース開発者からはOfficeの一員でもあることから安っぽいデータベースと思われたりというきらいもあるのも事実です。しかしAccessは、小規模のDBアプリケーション開発には十分過ぎる機能を持っています。また開発効率の良さから、大規模なシステム開発におけるプロトタイピングツールとしても大いに重宝するソフトです。

そこで本書では、多少なりともAccessを使ったことがある、VBAのプログラミングのイメージをつかんでいる、あるいはまだ本格的なAccessによるデータベース開発までは踏み込んだことのない方々を主な対象にはしていますが、Accessを一度も使ったことのない方にも、その簡便性や利用価値の高さを知ってもらえるような内容にしています。そしてそれらの方々を対象に、Accessを使ったDBアプリケーション開発にまつわるさまざまな勘所やコツについて解説していきます。

さらに、AccessはGUIベースの開発環境を備えたデータベースで、ウィザードになどに代表される多くの開発支援機能を搭載しており、基本機能を使いこなすだけで“それなり”のデータベースを作成できます。しかしそれで満足してはいけません。ちょっとしたコツを習得するだけで、さらに使いやすいデータベースを開発できるのです。本書では、一般的な入門書とは一味違う、業務で利用するAccessの開発に有益なノウハウを紙面の許す限り載せたつもりです。“はじめてのAccessの起動からVBAプログラミングまで”といったような広範囲なテクニックまで残念ながら説明することはできませんが、“Accessでこんなテクニックもあるのか”というエッセンスを得ていただければ幸いです。

なお、本書では、基本的にAccess 2003を対象としていますが、本書で解説する内容はほぼAccess 2000/2002にも適用できます。最新版であるAccess 2007についても基本的には触れませんが、上位バージョンですので、リボン等の操作性を除けばほとんどが流用可能です。
(本書「はじめに」より抜粋)

※本書は、DBマガジンの連載「目からウロコのAccess開発」(全15回)に加筆/修正を加え、1冊にまとめたものです。


目次

  • Capter01 画面イメージから考えるテーブル設計@
    • Access オブジェクトと開発ステップ
    • 画面イメージを考える
    • データ項目をすべて抜き出す
    • データ項目にデータを当てはめる
    • 連続したデータ項目をグループ分けする
    • 重複したデータ項目をグループ分けする
    • 保存しなくても良いデータを除外する
    • テーブルとフィールドに展開する
    • テーブル構造と画面の操作性
    • テーブル正規化ウィザード

  • Capter02 画面イメージから考えるテーブル設計A
    • 前章で作成したテーブルの問題点とその対策
    • Access のフィールドのデータ型
    • フィールドのそのほかの属性
    • テーブルを作成してみよう
    • インデックスを付ける
    • クエリ作成のポイント

  • Capter03 使いやすく効率的なフォームデザイン法
    • Access におけるフォームの位置付け
    • フォームの作り方
    • 見積入力画面の作成
    • デザイン時に留意するフォームのプロパティ
    • フォームの整形に関する調整
    • デザイン作業に役立つツールバーのカスタマイズ

  • Capter04 フォームで使うVBA の基礎
    • マクロとVBA
    • Access を操作するためのプログラムの概念
    • オブジェクトって何?
    • そもそもプロパティとは
    • オブジェクトを動かすメソッド
    • イベント
    • フォームを操作するVBA Tips

  • Capter05 コントロールを使いこなす@─ラベル/コマンドボタン
    • 標準コントロールとActiveX コントロール
    • ラベルコントロールのVBA Tips
    • コマンドボタンコントロールとは
    • コマンドボタンコントロールのVBA Tips

  • Capter06 コントロールを使いこなすA─テキストボックス(その1)
    • Value プロパティとText プロパティ
    • テキストボックスのプロパティとメソッド
    • テキストボックスのイベント
    • テキストボックスのVBA Tips(1)

  • Capter07 コントロールを使いこなすB─テキストボックス(その2)
    • テキストボックスのVBA Tips(2)
    • タグプロパティの使い道

  • Capter08 コントロールを使いこなすC─コンボボックス/リストボックス
    • コンボボックスとリストボックスの機能と違い
    • コンボ/リストボックスのプロパティ
    • コンボ/リストボックスのメソッド
    • コンボ/リストボックスのイベント
    • コンボ/リストボックスのValue プロパティ
    • コンボボックスのVBA Tips
    • リストボックスのVBA Tips

  • Capter09 コントロールを使いこなすD─ 値のON/OFF の操作
    • 4 つのコントロールの概要
    • 4 つのコントロールの使い分け
    • 4 つのコントロールのプロパティ
    • 4 つのコントロールのメソッドとイベント
    • Value プロパティの使い方
    • チェックボックスのTips
    • オプションボタンのTips
    • トグルボタンのTips

  • Capter10 コントロールを使いこなすE─イメージ/タブ/改ページ
    • イメージコントロールとは
    • イメージコントロールのプロパティ/メソッド/イベント
    • イメージコントロールのVBA Tips
    • タブコントロールとは
    • タブコントロールのプロパティ/メソッド/イベント
    • タブコントロールのVBA Tips
    • 改ページコントロールとは
    • 改ページコントロールのプロパティ/メソッド/イベント
    • 改ページコントロールの利用例

  • Capter11 コントロールを使いこなすF─サブフォーム
    • メイン/サブフォームの構造
    • サブフォームを使うメリット
    • サブフォームによるデータ入力効率化の例
    • サブフォームによるデータ抽出画面の例
    • ビジュアル性におけるサブフォームのメリットの例
    • VBA によるサブフォームの操作例
    • Access のオプションのコントロールについて

  • Capter12 DoCmd オブジェクトを使いこなす
    • DoCmd オブジェクトとマクロ
    • DoCmd オブジェクトの位置付け
    • DoCmd オブジェクトとコントロールウィザード
    • マクロからVBA への変換
    • DoCmd オブジェクトの主要メソッド
    • RunCommand メソッドの利用
    • RunCommand メソッドの特性と注意点

  • Capter13 フォームのレコード操作テクニック
    • フォームのRecordset オブジェクト
    • Recordset オブジェクトによるレコード移動
    • Recordset オブジェクトによるレコード編集
    • Recordset オブジェクトによるレコード検索
    • フォームのレコード操作で使えるプロパティ
    • Recordset とRecordsetClone
    • 非連結フォームへのRecordset の代入
    • フォームのRecordSource プロパティ

  • Capter14 Excel 連携テクニック
    • マニュアルによるExcel ファイルのインポート
    • 既存のテーブルへのExcel データの追加
    • DoCmd オブジェクトによるインポートの自動化
    • マスタテーブルのメンテナンス
    • Excel ファイルへのエクスポート
    • Excel オブジェクトを使ったデータ出力

  • Capter15 Access ツールの活用法
    • テーブルの正規化
    • データベース分割ツール
    • アップサイジングウィザード
    • データベース構造の解析
    • オブジェクトの依存関係
    • セキュリティウィザード
    • データベースのバックアップ
    • アドインマネージャ

書籍情報

「業務によく効くAccess 開発現場ワザ」
星野 努 著
A5判/295ページ
定価2,415円(本体2,300円)
ISBN 9784798119847
出版社 株式会社翔泳社


ご案内

翔泳社(SEshop.com)のこの書籍情報のページは.....http://www.seshop.com/detail.asp?pid=11009
翔泳社(SEshop.com)のホームページは.....http://www.seshop.com/

| Index |
Copyright © T'sWare All rights reserved