棚卸一括更新画面
この画面では、実際の棚卸作業によって入力された実地棚卸数量によって、在庫データを一括更新処理します。

また、棚卸業務の支援として現在の帳簿(理論)在庫数量の一覧表を出力したり、帳簿在庫数量と実地棚卸数量を差異比較したりすることができます。


■操作手順
  1. メインメニュー画面から[棚卸一括更新]ボタンをクリックします。これによって「棚卸一括更新」画面が表示されます。


  2. 「棚卸一括更新」画面には、"前回行った棚卸業務"の際の「実地棚卸数量」が残っているかもしれません。その場合には、[リセット]をクリックして、すべての商品の「実地棚卸数量」をクリアします。

    • "今回行っている棚卸業務"の実地棚卸数量がすでに入力されている場合は、リセット操作は行わないでください。それまでに入力した数量がすべてゼロに戻ってしまいます。

    • 実地棚卸数量の入力作業は一度にすべて行う必要はありません。一度入力したデータは画面を閉じても保存されています。保存するための操作も要りません。次回画面を開いたときは、前回の続きから入力作業を行うことができます。


  3. 実際の棚卸作業に入る前に、次のような手順で、現在の帳簿在庫数量の確認や実地棚卸数量の記入のための用紙を印刷することができます。

    1. [棚卸在庫対比表]をクリックします。これによって「棚卸在庫対比表」画面が表示されます。

    2. 「棚卸在庫対比表」画面の[印刷]をクリックします(事前にプレビューしたい場合は[プレビュー]をクリック)。これによって「棚卸在庫対比表」の帳票が印刷されます。

    3. この帳票には、商品マスタに登録されているすべての商品について、商品コード・商品名とともに、現在の帳簿上の理論在庫数量が出力されています。実地棚卸数量の欄は上記手順でリセットしていればすべて空欄になっています。この空欄を利用して、実際に現品を数えた結果の数量(実地棚卸数量)を記入します。


  4. 棚卸作業によって実地棚卸数量が確認できたら、「棚卸一括更新」画面の該当商品のレコードの「実地棚卸数量」の欄にその数量を入力します。

    • 入力に際しては、画面をスクロールして目的の商品を探してもよいですが、画面左上の「商品コードでジャンプ」の欄に商品コードを入力してEnterキーを押すかドロップダウンリストから選択することで、そのレコードの「実地棚卸数量」欄にカーソルをジャンプさせることもできます。

    • またその際、事前に[入力後にEnterまたはTabキーでジャンプ欄に戻る]欄をクリックしてチェックマークを付けた状態にしておくと、「実地棚卸数量」欄に値を入力してEnterなどを押したあと、自動的に「商品コードでジャンプ」欄カーソルが戻ります。
      それによって、たとえばバーコードリーダーなどを使った場合、『商品コード読み取り → 数量入力 → 商品コード読み取り → 数量入力 → ・・・・』といったように、より効率的にデータ入力作業を進めることができます。

    • 実地棚卸数量の「空欄」は「ゼロ」を意味します。数量がゼロの場合は何も入力しなくてよいのですが、入力忘れがあるとそれも"在庫ゼロ"に更新されてしまいますので注意してください。


  5. すべての商品について実地棚卸数量の入力が完了したら、最後に、実際にある現品の数(実地棚卸数量)とこのデータベース上の帳簿在庫数量が合うよう、データベース上の在庫数量を更新します。
    それには、画面右上の[一括更新]をクリックします。2回確認メッセージが表示されたあと、棚卸数量による在庫の更新処理が実行されます。


  6. あるところまで実地棚卸数量の入力が終わったら、あるいは一括更新までの処理が完了したら、[閉じる]をクリックしてこの画面を閉じます。


■棚卸在庫対比表について

「棚卸一括更新」画面で[棚卸在庫対比表]をクリックすると、「棚卸在庫対比表」画面を表示させることができます。

  • 「棚卸在庫対比表」画面では、商品マスタに登録されているすべての商品について、帳簿上の在庫数量と棚卸数量を一覧で対比することができます。
    帳簿上の在庫数量とは、データベースに登録されている現在の在庫数量のことです。棚卸数量とは、「棚卸一括更新」画面の「実地棚卸数量」欄に入力されている数量のことです。

  • この画面では、画面左上のメニューのクリックによって、次のようなことができます。
    最新の情報に更新
    "棚卸一括更新画面の実地棚卸数量"欄に入力されている値を直ちに"この画面の実地棚卸数量"欄に反映します。
    棚卸一括更新画面と棚卸在庫対比表画面は同時に開いてタブで交互に切り替えることができます。それによって、「棚卸差異」の値を確認しながら実地棚卸数量を入力することができます。しかしその場合、棚卸在庫対比表画面をいったん閉じて再度開き直さないと棚卸一括更新画面の値は反映されません。そのようなときにこれをクリックすると、棚卸在庫対比表画面を閉じずに最新の棚卸差異の数値に画面内容を更新することができます。
    なお、棚卸一括更新画面のレコードが編集中の場合は対比表には反映されません。まずレコードを保存してください。
    印刷
    「棚卸在庫対比表」をプリンタに出力します。
    プレビュー
    「棚卸在庫対比表」を印刷プレビューします。
    閉じる
    「棚卸在庫対比表」画面を閉じます。